14歳で北極点を制覇したとき「女は冒険なんてしないでサンドイッチを作ってろ」と暴言を吐いた人がいた。今回南極点制覇し「ほらよ作ったから食べに来い」と写真をアップ
16歳女子高生、南極点から「サンドイッチ」で反撃 ユーモアで差別に対抗、世界から賞賛
今年1月10日、37日間に及ぶ冒険の末、南極のアムンゼン・スコット基地にたどり着いたジェイド。セレモ二アル・ポールと呼ばれる南極点標識の隣で、誇らしげに国旗を掲げている。注目のポイントは、彼女が手に持っているサンドイッチだ。
一体なぜサンドイッチなのだろうか。
彼女は写真のコメントで、その秘密を明かしている。
「ほら、あなたのためにサンドイッチを作りましたよ(ハム&チーズ入り)。37日間、600㎞の距離をスキーで旅して南極点まで来られるんだったら、どうぞ召し上がってください 」
この”あなた”とは、彼女に対して性差別的なコメントをした、あるネットユーザーのことだ。
話は2年前にさかのぼる。
2016年に14歳で北極点へとスキーで到達して最年少記録を打ち立てたジェイドは、その時の体験をオンラインで世界配信されているビデオ講演会「TED」でスピーチした。
その動画に「俺のためにサンドイッチを作ってよ」「何人の男に手伝ってもらったの?」など嘲笑するコメントを残した人がいたのだ。
ジェイドは、現代社会にはびこる性差別について、TEDで次のように語っていた。
若い女性というだけで、否定的なコメントを浴びせられます。「女性は少食で、着飾らず、痩せて、身の丈にあった野望を持て」「いつか白馬の王子さまが来て、救ってくれるのを待ってろ」なんて言われるんです。それは、「女は強くない」っていう男性的な決めつけではないでしょうか。
そして、今回。彼女のユーモア溢れる「反撃」は、世界中の人たちの心を動かした。
投稿には「おめでとう!最高にかっこいい」「あなたは強さと意思の象徴ですね。心からインスパイアされました」「めっちゃ笑った」といった、賞賛コメントが無数についている。
14歳で北極点を制覇したとき「女は冒険なんてしないでサンドイッチを作ってろ」と暴言を吐いた人がいた。今回南極点制覇し「ほらよ作ったから食べに来い」と写真をアップ
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— tetsu (@metatetsu) 2018年2月5日