9日の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)開幕を控えた3日、本紙記者が「極寒」と形容される開会式会場に接近。午後8時から2時間行われるセレモニーの困難さを「疑似体験」した。
3万5000人収容の「平昌オリンピックスタジアム」ではこの日、開会式のリハーサルが行われた。しかし「サプライズとなっているので」とメディアの場内立ち入りは禁止。それでも9日を先取りすべく、1時間前の午後7時に到着した。持参した温度計をスタジアム周辺で取り出すと氷点下12度。ほんの数十分で唯一露出している頬や、靴を履いているはずのつま先がピリピリと痛み始めた。
どれぐらい寒いのか、魔法瓶に入れた熱湯をカップラーメンに注いでみた。注意書き通り4分待ち、箸で麺を持ち上げてみる。すると、写真を撮っている間にみるみる麺が固まっていった。1分後、カチカチに凍ると針金のように見事な逆立ち。開会式に見とれていると、暖を取るはずのラーメンさえも食べられない。
平昌極寒の開会式「疑似体験」熱々カップ麺が凍った https://t.co/3UmxaWTS6N #平昌五輪
— 日刊スポーツ (@nikkansports) 2018年2月4日