豆知識

土用の丑の日は7月23日と8月4日の2回

土用の丑の日は7月23日と8月4日の2回

ウナギに限らず「う」の付く食材を食べると夏バテしないと言われています。体調別にオススメの食材を専門家に伺いました。

「う」のつくオススメ食材

▼牛
丑=牛なので、由来からすると土用の丑の日には牛を食べるのが自然。しかし、仏教の影響が強い日本では、肉食の文化は根付きませんでした。とはいえ牛は「土畜」とも呼ばれ、脾胃(脾臓と胃腸)を養うとされ、胃腸が疲れて体力が落ちている時に食べる良い食材の1つです。

特に脂身の少ない赤身のものをさっぱりとした調理法でいただくといいでしょう。

▼鰻
土用の日に食べる食材の代表格。五行説でいう「火」の影響が強い夏の天候に対抗するために「水」に属する鰻を摂取したと考えられます。この時期の魚は脂が多いものが少なく、栄養がしっかり摂れる鰻は、貴重な栄養源だったのです。

鰻は元気をつけて、腰を温め、夏痩せや痔を防いでくれると古くから言われており、万葉集にも記述があるほどです。ただし脂が多いので常食には適しません。食べすぎには注意してください。

▼瓜(うり)
体の余分な熱と湿気を取り除いてくれるので、暑気あたりの予防に良いとされています。また水分バランスの調整を行なう作用もあります。体を冷やすので、胃腸が冷えている人やあまりに消化力が落ちている人は避けてください。

【瓜の仲間】
・きゅうり/体の熱を取る、利尿する、体を潤す
・苦瓜(にがうり、ゴーヤ)/熱中症を予防する、目のできものなどの熱毒を取る
・かんぴょう(夕顔)/利尿作用がある、熱を取る、体を潤す
・スイカ、メロン/熱中症を予防する、利尿する、渇きをいやす
※特に苦瓜とスイカは体を冷やす作用が強いので注意

▼梅干し
梅干しを作るためにこの時期に天日干しすることを「土用干し(どようぼし)」と言います。もちろん梅雨が明け天気が良くなるからでもありますが、東洋医学独特の考えとして「木火土金水」の全ての気を入れるためにこの土用の時期に干すのがいい、とされているのです。

梅干しは食欲不振、喉の渇き、解毒作用、熱をとる、といった高い効用があります。「梅はその日の難のがれ」と言われていますが、1日1個食べたいものです。

▼うどん
温かいうどんは米よりも消化が早いので、消化力が落ちても食べやすいのですが、しっかり噛むようにしてください。タンパク質や野菜なども一緒に食べるようにすれば夏バテ予防としては完璧です。

土用の丑の日、今年は2回 鰻だけじゃない「う」の付く食べ物

この記事が気に入ったら
いいね ! してね♪

フォローをお願いします!
友だち追加

関連記事

  1. 天才的なポテトチップスの食べ方 天才的なポテトチップスの食べ方
  2. カップルがボーリング場でデートをする理由 カップルがボーリング場でデートをする理由
  3. ジップロックに付いた匂いが取れない時【小さじ一杯の塩 or 重曹】 ジップロックに付いた匂いが取れない時【小さじ一杯の塩 or 重曹…
  4. 梅雨の心身不調は「くるくる耳マッサージ」で軽減 梅雨の心身不調は「くるくる耳マッサージ」で軽減
  5. 【重要】川で人が溺れているのを見かけた時は、警察よりもまずは消防に通報する! 【重要】川で人が溺れているのを見かけた時は、警察よりもまずは消防…
  6. 生肉(豚・猪・鹿など)を食べたら、献血はお控えください 生肉(豚・猪・鹿など)を食べたら、献血はお控えください
  7. 薬に風邪を「治す」効果はない 薬に風邪を「治す」効果はない
  8. 朝お腹が痛くなる人は病気の可能性が大きい 朝お腹が痛くなる人は病気の可能性が大きい
PAGE TOP