「まずさくらんぼの代表選手ともいえる『佐藤錦』は真っ赤な色づきと光沢があり、甘さの中に適度な酸味が加わったジューシーなおいしさで知られています。
また、佐藤錦の突然変異で生まれた『黒佐藤錦』は、大きさや形は佐藤錦と同じですが、佐藤錦と比べると赤みが濃く、果肉はやや固め、糖度が高くて黒砂糖のような甘さで独特の風味があります」(後藤さん)
他にも甘さが強い品種として、『紅秀峰』があります。
「最近、佐藤錦と人気を二分するほど注目されています。その特徴は大粒で皮がパリッとしており、果肉も肉厚なのでしっかりした食感が味わえます。
変わったところでは完熟しても黄色い『月山錦(がっさんにしき)』があります。もともとは中国原産の大粒の品種で、皮は明るい黄色、形はハート型で果肉がやや固め、上品な甘さがあります。
以前はさくらんぼといえばこれ、ともいわれていた『ナポレオン』は『佐藤錦』の親にあたる品種です。果肉はやや固めでパリッとした食感、酸味がやや多く、さっぱりとした甘酸っぱさが楽しめます」(後藤さん)
【旬を迎える】甘味と酸味のバランスが一目で分かる「さくらんぼチャート」https://t.co/ZUsbSj7dZJ
山形県天童市のさくらんぼ農家は「甘いだけだと飽きてしまうのです。甘さはもちろんですが、甘さの中のすっぱさなど、そのバランスが大きく影響します」と説明した。 pic.twitter.com/HDahy3Iryr
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 19, 2022