服の色が違うだけで表面温度は20℃以上の差がでることもあります。
どんな服の色が熱中症対策に効果的なのか、その理由もご紹介します。
「太陽からはさまざまな放射エネルギーが地表に届きますが、目に見える可視光線と、目には見えませんが少しだけ波長の長い近赤外線の割合が高くなっています。植物の葉が緑に見えるのは、緑の光に対応した波長帯の放射エネルギーが多く反射されるためです。
白い物体の表面ではほとんどすべての光に対応した波長帯が反射され、黒い物体では波長帯の多くが吸収されてしまいます」
物体は色によって、太陽から放射されたエネルギーを反射する率が異なる、というのです。反射されなかった放射エネルギーは、吸収されて熱にかわります。そのため、白や黄色など反射率が大きい色の物体ほど、熱を持ちにくいのです。
「熱中症のリスクを減らすには、反射率が高く熱を持ちにくい服の色を選ばなければなりません」
<熱中症予防には何色の服がいいの?>
服の色が違うだけで表面温度は20℃以上の差がでることもあります。
どんな服の色が熱中症対策に効果的なのか、その理由もご紹介します。https://t.co/GnNGZMWKlg pic.twitter.com/G4ZY0NLwhu— ウェザーニュース (@wni_jp) August 9, 2021