今日は 八十八夜 です。おいしい新茶が出回り始めるこの時期。日本
茶と言っても種類によって味も香りもさまざまだそうです。
詳しい話を日本茶の専門家に伺いました。便利なチャート「お茶ート」もご紹介します。
日本茶は栽培方法や加工の仕方、茶の部位などによって、色や香り、また味わいが異なります。
「『玉露』や『かぶせ茶』などは、収穫前に『被覆(ひふく)栽培』といって、お茶の木に覆いをかける栽培方法で育てます。覆いをかけて日光を遮ると、お茶の葉のアミノ酸類、特に旨みに関係する『テアニン』が葉に蓄積され、旨み、甘みが強くなります。また覆いによって『覆い香』と呼ばれる独特の香りが生まれるのです。
一方、番茶などを褐色になるまで焙煎した『ほうじ茶』や、炒り米をブレンドした『玄米茶』は香ばしさが強いお茶です。
さらに、蒸す時間で種類が変わるのが、『若蒸し煎茶』と『深蒸し煎茶』です。通常は、茶葉を蒸す時間は30秒ほどで、これが『若蒸し煎茶』、さらに60~90秒程度長く蒸すのが『深蒸し煎茶』です。『若蒸し煎茶』は、お茶らしい爽やかな渋みとフレッシュな香りが楽しめ、『深蒸し煎茶』は口当たりがまろやかに感じます」
<お茶ート>
今日は #八十八夜 です。おいしい新茶が出回り始めるこの時期。日本茶と言っても種類によって味も香りもさまざまだそうです。
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