「加熱調理しても食中毒になる恐れがあり、消費者にあまり知られていない」として、注意を促した。
梅雨時は食中毒が増加傾向にあることから、消費者庁はカレーや煮物などの煮込み料理を作り置きすると「ウエルシュ菌」が増え、食中毒になる恐れがあるとして注意を呼び掛けている。
同庁によると、ウエルシュ菌は100度の熱を加えても完全に死滅させるのは難しい。作った煮込み料理を室温で冷ましていると、酸素が少ない鍋底などで増殖する。ウエルシュ菌は下痢や腹痛などを引き起こすという。
厚生労働省の統計では、同菌による食中毒の発生は2016年に31件で1411人、17年には27件の1220人に上る。両年ともノロウイルス、カンピロバクターに次いで患者数が多い。
消費者庁は食中毒を防ぐためのポイントとして、(1)食べ切れる量を作る(2)保存時は小分けして冷却する(3)再加熱する場合はよくかき混ぜて全体を十分に加熱する-を挙げた。
【気をつけて】消費者庁がカレーの作り置きに注意呼びかけ、梅雨時は食中毒が増加傾向https://t.co/BM5BhbqA3B
「加熱調理しても食中毒になる恐れがあり、消費者にあまり知られていない」として、注意を促した。 pic.twitter.com/wi3jNbuzXM
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年6月23日