大型連休の行楽客でにぎわう糸島市の二見ケ浦海岸の夫婦岩で30日、恒例の「大注連縄(しめなわ)掛祭(かけさい)」があり、そろいの法被を着た桜井神社の氏子たち約80人が力を合わせて大しめ縄を掛け替えた。
氏子がわらでなった3本の大縄を、さらにより合わせてこしらえた大しめ縄は長さが36メートル、重さは約1・2トン。中には参拝客が家内安全などの願いを込めた祈願書も納められている。
今年は高さ約8メートルの海中大鳥居が21年ぶりに塗り直された。氏子たちは雅楽の調べが流れる中、お化粧直しを終えた鳥居横を歩いて夫婦岩に大しめ縄を運んだ。