福岡ソフトバンクと今季の契約を結んでいなかった川崎宗則内野手(36)が現役引退の意向を固めたことが25日、分かった。昨年4月に古巣で6年ぶりに日本復帰したものの、夏場に両アキレス腱(けん)痛で戦線離脱。現在まで心身両面で復帰のめどが立たず、球団と協議を重ねてきたが、結論として契約の打診を辞退した。日米両球界で人気者となった「元気印」が一つの区切りをつける。
V2の戦力と期待された川崎が、開幕を目前に自ら一線を引いた。心身両面でプレーできる状況が整わず、球団に現役引退を申し入れた。近しい関係者に、ファンに対しての思いを「すごく心配してもらった。いつかは約束できないけど、どこかで報告ができたら」と、また「球団には誠意を尽くしてもらった」などと話しているという。
昨秋にチームが日本一となった後、優勝パレードやファンフェスティバル、納会やハワイ優勝旅行といった行事を欠席。契約更改も見送り、2月の宮崎春季キャンプから不参加だった。再契約を望み、保留選手名簿(球団が引き続き契約する権利を持つ選手の名簿)に載せた球団と協議を重ねてきたが、本格的なトレーニングは再開できていない状況。24日の球団との直接会談で区切りをつけた。
ソフトB川崎が引退へ 日本復帰から1年 アキレス腱痛で離脱…心身ともに疲弊 #sbhawks #西スポhttps://t.co/CrYce2XBjv
— 西スポ (@nishispo_hawks) 2018年3月25日