朝型か夜型かは遺伝子レベルで決められているため、本人の努力ではどうしようもないという研究結果が発表された。
英国人のうち約3分の1が、自分のことを「夜更かし」であると認めている。つまり、夜のほうが物事をてきぱきとこなせるというのだ。
その仲間に、ウィンストン・チャーチルやマルセル・プルースト、エルヴィス・プレスリーも名を連ねるだろう。だからといって、目覚まし時計が朝に鳴ってもなかなか起き上がれない苦しみを和らげてくれるわけではないのだが──。
『Nature Communications』にこのほど掲載された新たな研究結果は、あなたを朝きちんと起きられる人に変えるまでの力はないだろう。しかし、なぜ朝型人間と夜型人間にわかれるのか、その謎を解く手がかりを与えてくれる。研究結果によると、朝型人間と夜型人間の違いは「何をしているのか」ではなく、遺伝子によって決まるのだという。
これはすでに、ある程度わかっていたことだ。過去の研究では、人間の体内時計を制御する遺伝子が計24個あることがわかっている。体内時計とは人間の体内で起きる睡眠と覚醒のサイクルのことで、「概日リズム」とも呼ばれている。
そして3人の生物学者が2017年、体内時計をコントロールする時計遺伝子「Period」を発見し、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。Periodは、あるタンパク質を夜間につくることで、「眠る時間だ」と知らせてくれる。そして日中になると、この活性が低下する。
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朝型か夜型かは遺伝子レベルで決められているため、本人の努力ではどうしようもないという研究結果が発表された。 pic.twitter.com/IgR3sVdQyM
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年4月7日