福岡の夏の風物詩として親しまれていた「西日本大濠花火大会」が今夏限りで終了することになった。開催場所の大濠公園(福岡市中央区)を訪れる観客が年々増え、数年来、安全確保の議論を重ねてきたが「2019年以降は実施が難しい」と判断したという。主催する西日本新聞社が14日付朝刊社告で発表した。
同花火大会は1949年から始まり、今年の56回目大会には6千発の花火に43万人(主催者発表)が訪れた。
しかし、大会後に園児や小学生が植えたヒマワリ畑が踏み荒らされていたのが見つかったり、公園外で待機していた観客が開始と同時に公園内になだれ込む現象が起きたりして、安全確保などの観点から大会継続は難しいとの結論に至った。
西日本新聞社広報部は「長年にわたり、大会運営にご協力いただいた関係者、大会を愛してくださった皆さまに心より感謝を申し上げます」とコメントした。
「西日本大濠花火大会」終了のごあいさつ
(2018年9月14日 西日本新聞朝刊) pic.twitter.com/Ro28F6rm8O— コレデナイト鉱石/放送 (@KredNI) 2018年9月13日